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姫路市で注文住宅を検討する方の多くが、
「気密性って高い方がいいの?」「換気とどう関係するの?」と疑問を持たれます。
実は、気密と換気はセットで考えないと家の性能は最大限に発揮されません。
この記事では、気密・換気の基礎、姫路市での必要性、そして失敗しないポイントをプロ目線で解説します。
目次
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気密性(C値)とは?
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換気の役割 なぜ空気を入れ替える必要がある?
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気密と換気の正しい関係性
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図解①:気密が低い家/高い家の換気の違い
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姫路市で気密を高めるメリット(地域特性)
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気密が高い家のデメリットと対策
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図解②:換気方式(1種・3種)の違い
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図解③:C値の違いでわかるスキマ量まとめ|気密 × 換気が家づくりの決め手
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まとめ|気密 × 換気が家づくりの決め手
1|気密性(C値)とは?
気密性とは、家にどれだけ隙間があるかを示す性能で、C値(床面積㎡当たりの隙間面積)で表されます。
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C値が小さい=高気密
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C値が大きい=隙間が多い
近年は省エネ性能が求められ、C値1.0以下を標準とする住宅会社が増えています。
(参照:住宅性能評価・表示協会)
2|換気の役割|なぜ空気を入れ替える必要がある?
24時間換気は、2003年の建築基準法改正で義務化されました。
目的は以下の通りです。
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CO₂濃度の上昇を防ぐ
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湿気・結露を抑える
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生活臭の排出
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VOC(化学物質)対策
(参照:国土交通省「建築基準法」)
3|気密と換気の正しい関係性
●気密が低い家では、換気が“設計通りに働かない”
隙間だらけの家では
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空気が勝手な方向に抜ける
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フィルターを通らず外気や湿気が侵入
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換気量が不足しがち
という問題が発生します。
●換気を活かすには「気密」が必須
計画換気(とくに1種換気)は、家が高気密であることが前提で機能する仕組みです。
4|図解①:気密が高い家/低い家の換気の違い

左:気密が高い家(隙間が少ない)
- 建物全体に隙間が少なく、空気の流出入を最小限に抑えます。冷暖房の効率が高まり、一年中快適な室温を保ちやすくなります。
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窓や壁からの隙間風だけでなく、音の侵入も防ぎやすくなります。交通音や隣家からの生活音を軽減し、静かで落ち着いた住環境が実現します。
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空気の出入りを抑えることで、壁の内部に湿った空気が入りにくくなります。その結果、結露が発生しにくくなり、カビの発生や木材の劣化を防ぐことができます。
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小さなすき間がないため、外からの虫の侵入リスクも大幅に軽減されます。
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隙間から空気が勝手に出入りしないため、換気システムによって効率的に室内の空気を入れ替えることができます。
右:気密が低い家(隙間が多い)
- 隙間が多いことで、空気が漏れてしまい換気の効率が下がる
- 隙間がら害虫や冷気、花粉などが侵入する
5|姫路市で気密を高めるメリット
姫路市は「瀬戸内型気候」 → 夏は暑く湿気が多い/冬は底冷えする
高気密のメリットは以下の通り。
夏:熱気・湿気が入りにくく、冷房効率が向上
冬:隙間風が無くなり、体感温度が2~3℃変わる、ヒートショック予防にも効果的
梅雨:計画換気が効き、湿気の排出が安定
(参照:省エネ基準地域区分|姫路市=6地域)
6|気密が高い家のデメリットと対策
●①換気設備に依存する
→ フィルター清掃・メンテナンスが必要
●②施工精度の影響が大きい
→ 上棟後の「気密測定」でC値を確認することが重要
7|図解②:換気方式(1種・3種)の違い

■ 第1種換気(給気+排気ともに機械)
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熱交換で省エネ
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気密が高い家と相性◎
■ 第3種換気(排気のみ機械)
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コストが安い
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気密が悪いと十分に働かない
8|図解③:C値の違いでわかるスキマ量
タイトル:C値が変わると隙間量はこんなに違う!
標準的な単世帯の住宅に対して、C値1.0の家の隙間面積の量はハガキ1枚と同じ大きさ、C値0.5だとハガキ半分と同等です。
また、理論値であるUA値とは異なり、C値は実測値であるため、1棟1棟実際に測定することが大切です。
気密測定は、住宅建築において義務化されておらず、手間がかかるからといって測定をしない住宅会社も多くあります。しかし、気密測定をしない会社というのは、自社の住宅の品質は保証しないと言っているようなものです。せっかく建ててもらった家が実は見えないところが隙間だらけかもしれない・・・と思ったら不安になりますよね。
💡全棟気密測定を実施しているのか確認することも大切💡
9|まとめ|気密 × 換気の両立が、姫路市の家づくりを成功させる
注文住宅において、気密性と換気は切り離せません。
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気密が低ければ、換気は正常に働かない
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気密が高ければ、換気が計画通りに動き、省エネ・快適さが向上
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姫路市の気候には「高気密+計画換気」の相性が抜群
気密と換気の“セット設計”こそが、快適で健康な家づくりの鍵です。
断熱性能をしっかり発揮するために、いかに気密が重要かということがわかっていただけましたでしょうか。ぜひ、住宅会社に「気密測定はしていますか?」「いくつ以下のC値を約束してくれますか?」と合言葉のように聞いてみてください。
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